成分による培地の分類
09-09-2022
培地の組成によって、天然培地と合成培地に分けることができます。
1. 天然培地には、化学組成が完全には解明されていない天然物質が含まれています。ペプトン、ビーフエキス（粉末）、肉エキス、コーンシロップ、血液、ジャガイモなど。これらの材料で調製された異なるバッチの培地間で、安定した一貫した品質を達成することは困難です。したがって、原材料を選択する際には、商品名、製造元、バッチ番号を示す必要があります。最初に、さまざまなソースからの原材料に対して少量のサンプル テストを実施する必要があります。この種の培地は、低コストで細菌の繁殖が良好です。通常、細菌の培養には主に天然培地が使用されます。
2.合成培地は、既知の化学成分を含む栄養素で構成される培地です。微生物のさまざまな栄養要件に応じて、アミノ酸、糖、プリン、ピリミジン、ビタミンなどの無機塩または化合物で完全に構成されている可能性があります。その組成は既知です。厳密な操作が行われている限り、各バッチの品質は安定して一貫しています。この培地は、特定の栄養素や薬剤が微生物の代謝に及ぼす影響を検出するために使用できます。組織および細胞培養培地は合成培地です。合成培地はコストが高く、同様の天然培地に比べて数倍から数十倍の価格です。わずかな無機塩を含む合成培地は、ニトロバクテリアやチオバチルスなどの独立栄養細菌の培養にのみ適しています。